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室外機が浸水してしまった場合

この度の台風19号による被害に遭われた地域・世帯の皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、 一日も早い復旧をお祈りいたします。

私達の本部のあるひたちなか市や営業所のある水戸市でも浸水被害が発生しております。家屋の中までの浸水被害はなくとも床下浸水をしてしまったというご家庭も相当あると思います。日曜日に私用で水戸駅方面に出掛ける用事があったのですが、国道六号から水府橋に抜けるルートが浸水被害により、通行止めになっておりました。ひたちなか市の枝川、水戸市の水府町界隈では多数の家屋、商業施設が浸水被害に遭わられたことと思います。

そこでエアコンの室外機ですが、浸水被害に遭われた場合、エアコンの使用は控えてください。電化製品というものはご存知の通り、水に弱い製品です。厳密に言うと電化製品自体が水濡れに弱いわけではなく、水に濡れた状態ですと、水は電気を通すため、本来電気を通していけない部分にまで電気が流れてしまいショートするということです。また、さびが発生したり、泥で汚れていたりすると、今度は正常に電流が流れないため、一か所に電流が滞留してしまいショートや漏電します、さらに泥やゴミなどが小さな隙間に入り込んでしまうと、モーターなどに不具合が生じる可能性もあります。このショート、漏電、モーターの不具合は火災の原因にもなり、大変危険ですので必ず水没後の室外機の点検は必ず電気工事士、若しくはメーカーの修理担当者に依頼してください。

ですからまずはなにはともあれ、電源プラグのコンセントを外して、室外機が完全に乾くのを待つべきです。もちろん見える範囲の泥はねなどは落としてください。

次に保証書に記載されている連絡先やエアコンの購入先に電話して点検、修理を依頼してください。保証期間内であれば修理が無償で行える場合もあります。

そして、意外に盲点ではありますが、加入の火災保険、家財保険をご確認ください。保険の種類によっては水没による室外機も保証対象になることもあります。必ず保険証券を確認して、保険会社に問い合わせてください。

保証期間も過ぎて、保険も効かない場合ですが、その際は実費による修理になります。しかし、修理というのは時に新品を購入するよりも高くつくことがあります。そこらへんはよく検討する必要があります。直すよりも買った方が安いという場合は無理に修理に固執せず、室外機のみを購入することをご検討ください。

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