エアコンの騒音について

エアコンの騒音トラブル

昨今エアコンに関係した騒音絡みの、近隣トラブルが頻発しており、状況によっては、室外機の移設などを余儀なくされております。音に対する感じ方は個人差があり、人によって異なりますが、、円滑な社会生活が営まれるように設置するための注意点を述べます。特につける方の世帯が高齢者の場合、自分たちにはまったく平気でも隣の家や隣の部屋からクレームが発生するということがありますので注意してエアコンを取り付ける様にしてください。

音についての基礎知識

(1)音の大きさ
 音の大きさはデシベル(dB)という単位で表示されます。普段、何げなく使用している機器や人の話し声でも、ときと場合によっては、大きな騒音源になることがあります。また、同じデシベルであっても音質によってはそれ以上に不快な思いをするので単純なデシベルの比較だけで騒音問題を考えるとご近所トラブルの原因となります。

(2)音の伝わり方
 音はさまざまな方法で伝わっていきます。空気中を伝わる音が壁に当たると、一部が空気中にはね返されます。これを反射といい、残りの音がが壁の中に侵入します。これを吸音といいます。侵入した音のうち一部は壁に吸収され、残りは反対側に抜けていく、これを透過という。その他、建具や壁のすき間からの音の漏れや天井裏などを通じて隣室に音が伝わる側路伝搬という方法でも音は伝わります。音は伝わる過程で四方八方に拡散しながらだんだん小さくなっていき、これを距離減衰といいます。また途中に塀などの遮へい物があると、音はその裏側には直接伝わらずに小さくなっていき、これを回析減衰といいます。これはエアコンに限った事ではありませんが騒音対策は発生源への根本的な対策とともに、発生源を十分離したり、発生源との間に塀などの遮へい物を置くことが基本となりますが、物理的に設置が出来ない場所もありますので注意が必要です。

(3)生活騒音
 身の回りのもので騒音の発生源となるようなものは次のようなものがある。
 ①家電品などからの騒音(冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、掃除機などの音)
 ②家庭用設備、住宅構造面からの騒音(空調機、バス・トイレ給排水、ドアの開閉音など)
 ③音響機器や楽器からの音(ピアノ、ギター、ステレオ、テレビ、ゲーム機などの音)
 ④生活行動に伴う音(話し声・泣き声・笑い声・言い争い、跳びはねる音など)
 ⑤その他(自動車、オートバイの空ぶかしの音、ペットの鳴き声、風鈴の音など)

(4)不規則な騒音
 騒音は毎日の生活の中で出る音であるため、音の出る種類、音の出る時間、場所はいつも同じとは限らず、日中は気にならなかった音でも、早朝や夜間など、周りが静かになれば、うるさく感じることがある。
 「45デシベルだから何の問題もない」というようにはいかないのが、騒音問題です。エアコンの室外機の音などはその典型的な例です。また、最近はエアコンを夜通しつけている方もおられるため、騒音問題が早朝や夜間に多く発生しています。

(5)生活騒音をへらすために
 社会生活を営むうえで、他人の迷惑になるような音は、できるだけ出さないように工夫することが必要です。
 しかし、工夫程度の簡単な方法では、問題の解決が期待できない場合もあります。そのようなときは、必要に応じて何らかの防音対策が必要になります。
 具体的に、音を小さくするには以下のような手立てを行うべきです。
 ① 発生源を影響の少ない離れた場所へ移す(距離減衰)。
 ② 発生源を防音材などで囲うなど、音の伝わる経路を遮る(遮音)。
 ③ グラスウールなど音を吸収する効果の大きい材料を内面に張る(吸音)。
 ④ マンション、アパートの跳びはね音を和らげるために、ゴムなどを使用する(制振、防振)。
 ⑤ 音の伝わる経路になるべく高い塀を建て、音の伝わる経路を遮断する。

エアコンの設置はまわりにお住いの方のことを考えて室外機を設置すべきです

集合住宅など予め室外機の設置場所が決められている場所を除き、単純に自分たちのことだけでなく、隣近所を考慮して室外機を設置することを強くお勧めいたします。一般的に寝室のそばには室外機を置きたくないものです。静音タイプのものとはいえ、室外機は何かしらの音が発生致します。寝室を避けて室外機を置く場合、隣近所を確かめる必要があります。特に隣のお家の方の寝室の真正面にあたる場所に設置すると遅かれ早かれ騒音トラブルに発生し、また、室外機の移設を強いられます。そうなると費用も余計に掛かりますので室外機の設置場所は慎重に決定すべきです。詳しくは弊社工事担任スタッフまでお尋ねください。

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